創玄書道会主催
平成20年度 第27回古典研究会

と き  平成20年8月9日(土)〜10日(日)
ところ  名古屋国際会議場 白鳥ホール


本年度の創玄書道会古典研究会は、8月9日(土)・10日(日)の2日間、名古屋国際会議場白鳥ホールにおいて開催されました。
例年の開催地東京以外では、先に大分・札幌と続いて今回は名古屋で開かれましたが、それだけに立派な成果を挙げるべく、東海創玄の総力を集め万全の態勢をもって当日を迎えました。
強烈に照りつける日差しの中、創玄書道会本部からは石飛博光理事長を始め、永守蒼穹常務理事他諸先生方が講師としておいでくださり熱心なご指導を頂きました。名古屋で開催したにもかかわらず、全国から二科審査員39名、学生審査員77名、準会員113名総勢229名の多くの皆さんの出席があり、さしもの広いホールもいっぱいでありました。
研究会にあたり石飛博光理事長のごあいさつがあり、2日間に亘る研究会の幕を開けました。
初日は、加藤裕先生による「木簡隷書」の講義があり、続いて中野北溟先生が「書の話」を演題として、映像を介してお話をしてくださいました。
加藤裕先生は、木簡について発掘・歴史が示す価値についてお話をされると共に、木簡の実物も持参され、受講者は熱心に見入っていました。講義を聴いた後早速実技に移り、創玄本部の諸先生による添削指導も始まり会場いっぱいの受講生の熱気がムンムンと伝わってきました。続いての中野北溟先生は、過去に展覧会に出品されたご自分の作品について映像により解説をされました。多くの受賞作品のお話の中で、「全身のエネルギーを作品にみなぎらせる」というお話をされたが、改めて作品作りに対する姿勢を再認識をさせられる思いでありました。
 2日目は、午前中が大平匡昭先生による「牛造像記」、永守蒼穹先生による「王鐸」のお話と実技、添削が行われました。机上での半切三分の一にしっかりと刻む黒い線と、法帖を観る眼、講師の指導を受ける受講生の顔、姿に力強いエネルギーを感じました。
 日程に従い3課題による制作は順調に終わり、最後に予め各自が制作してきた木簡半折作品を、10班に分かれて自身が意図したところを述べ、また講師の批評に耳を傾けた批評会は、どの班も仲々活気溢れるものでありました。
 2日間の研究会は、アッと言う間に幕を閉じましたが、講師のご指導、批評会でのお言葉、そして、壁面に貼られ各講師の揮毫の作品から多くを学び取り、これからの精進と勇気を与えられたことと思います。
 あらためて今回の創玄古典研究会が名古屋で開催されたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
(小嶋真海 記)