第32回毎日書道展(1980年)準大賞

 

<略 歴>
昭和14年 名古屋市に生まれる
46年 金子亭先生に師事
51年 金子亭先生ヨーロッパ旅行に随行
52年 創玄展準大賞受賞
55年 毎日書道展準大賞受賞
平成元年 東海学園女子短期大学講師
7年 東海学園大学講師
15年 毎日書道展東海展実行委員長(以降3 回)

 

東海創玄書道会 顧問 山中秋邦
時折お会いしても、健康そのものにお見えでした長谷川牧風先生が幽明境を異にして早6ヶ月の月日が流れました。
先生との出会いは昭和41年1月に全国に先駈けて東海創玄書道会が発足、柳橋のクラブ亭で金子亭先生を始め、創玄の幹部諸先生、地元の吉田桂秋先生及び門人の方々多数のご出席を得て盛大に開催されましたが、長谷川牧風先生は昭和45年のご入会と記憶しております。
その後先生には東海創玄書道会の幹部として高木光風先生、大島緑水先生、仁田脇京華先生をはじめ多数の門人をお育てになり、会の代表をお務めになるなど幼少時代からのご努力により、中央においては日展会友、毎日書道会参事、審査会員、創玄書道会常務理事、日本詩文書協会常務理事、地元、中部日本書道会理事、又、毎日書道展東海展の実行委員長を4期もお務めになられるなど、まだまだ本会におかれましても掛替えのない先生を失って慚愧に堪えません。
昭和59年9月、函館市の道立函館美術館開館式、昭和61年6月覚王山日泰寺の金子亭先生ご揮毫の作品鑑賞会、昭和62年12月8日からの中部書壇近代詩文書八人展、平成11年6月14日からの第50回毎日書道展海外特別パリ展での特別揮毫会、近くは平成19年3月31日、理事長石飛博光先生をお迎えしての講習会等思い出は尽きません。
先生にはこれからがご子息鸞卿君の将来を見据えて将来の希望をお纏めになられる時期にあられたろうにとご推察申し上げます。
今の時代にしては早過ぎるお別れでした。どうか安らかにお眠り下さい。
そしてご家族、ご一門の加護あらんことを心から謹んでご冥福をお祈り申し上げます。  合掌

創玄書道会常務理事
長谷川牧風先生 追悼

平成22年10月29日午前11時、東海創玄書道会顧問として、又毎日書道会評議員・創玄書道会常務理事等を歴任されご活躍中であった長谷川牧風先生が、肺がんのためご逝去されました。享年70歳。
東海創玄会員一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
長谷川先生のご逝去を悼み、東海創玄書道会を共に歩んでこられました4人の先生方に、在りし日の長谷川先生との思い出を語っていただきました。

 

東海創玄書道会 代表 加藤 裕
10月29日、長谷川牧風先生ご逝去の報に言葉を失いました。
毎日展審査の折、病をおして出席されているお姿に、ご病状は如何かと案じておりましたが、その後、有効的な治療により、お元気になられたとお聞きしていましたので、この知らせは残念でなりませんでした。
私にとって長谷川先生は、目白にある亭先生宅での月稽古をご一緒させて頂いた大先輩であり、東海創玄で大変お世話になった恩人です。
長く東海創玄の代表を務められ、常に創玄本部との厚い信頼関係を得られるようご尽力なさいました。また、東海毎日でも東海創玄の会員の力を結集して大いに発展させていただきました。
先生の前向きな姿勢とご努力に敬服致します。長谷川先生、本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈り申し上げます。  合掌

 

東海創玄書道会 顧問 黒田玄夏
想い出をたどれば、創玄に入会の志を立て石黒臥龍先生を訪ねられた若き血に燃えた日の牧風先生。そして私や柏皓峰先生と一緒に亭先生のお伴をしてヨーロッパへ2週間の旅をした時の牧風先生。それは、昭和51年の春でした。パリの街歩きでカルチェのライターに目を輝か
し、エルメスのバッグを手にしてご満悦の牧風先生。いつも人の輪の中にあって心を繋ぎ明るさを振りまいたあの先生とこのようにお別れするとは思いも寄らないことでした。
牧風先生には平成10年東海創玄の代表として、又本部では創玄常務理事として沢山の若い人を育てられ、その功績は数え切れないものがあります。これからまだまだ東海創玄の牽引力としての期待を大にしておりましたのに、突然のご逝去は誠に痛恨極まりなく言葉もありません。永年に亘るご厚誼に感謝し、ご遺徳を偲んで心からご冥福をお祈り申し上げます。  合掌

 

東海創玄書道会 顧問 高木光風
平成22年10月29日、師長谷川牧風永眠。とうとうこの時が現実となってしまいました。
6年前、肺がんと聞いた時には医学の進歩著しい昨今のこと初期だから「大丈夫」と思い、実際その後も、創玄常務理事、東海創玄代表,毎日書道展実行委員長を4年と、重責を精力的に果たされる姿は、そんな病とたたかっているとは思われない活躍でした。私が毎日展初入賞した時、78歳であられた亭先生にお礼を申しあげた際「若い先生でよかったね。がんばりなさい。」といって頂き私は一生師匠は変わることはないのだと安心でしたのに。私よりお若い師匠が病に倒れてどんなにか病気を恨み、残念に思われた事かと推察いたします。牧風先生そのままの暖かく大らかな作品そして感性を私共弟子はこの上もなく愛し学び取りたいと思っておりました。長い間の感謝を捧げ、今後も厳しく見守ってくださるよう念願しております。  合掌